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音楽◇ラーガ

CD

「インドのサロード ムガールの栄光」
ラーガ:ダルバーリー・カーンナラー(DARBARI KANNADA)のGAT
と、
書籍

「インド音楽序説」

ヒンドゥスターニー音楽のラーガ「ダルバーリー・カーンナラー」の項(p.266)
を照らし合わせる。

Cで始まりCで終わる構造でありながら、ヴァーディー音がDでありサンヴァーディー音がGであるのはどうしたことかと思ったが、ヴァーディーを「主要音」ではなく「印象音」と(勝手に)捉えると理解し易かった。
「西洋音楽には基本的に一つの長調と三つの短調しかないのに、ラーガがあまたあるのはどういうことか」とスタッフが問うのに対し「ラーガは音階というより、どちらかといえば主題となる旋律みたいなものではないのか。ベートーヴェンの『運命』の、ダダダダーンという主題のような?」とは、西洋音楽の知識のみでひねり出したどうにかこうにかの答えだったが、
まあ、当たらずとも遠からず(?)だったようだ。上の書籍には「節(ふし)」と説明されている。
上行と下行で音が異なることより、並び方が異なることの方がいやでも目に付く。上のラーガは、上がり方は三音ずつ順番にタタタ、タタタと上がっていくが、下がるときはジグザグに下りてくる。
西洋音楽と異なり、和音という概念がこちらの音楽の主要概念には入ってこないことを思い起こせば、なにか納得がいった。

パキスタンのカッワーリーは、何の知識がなくとも引きずり込まれるような引力をもつように思うが、
インド古典音楽は、演劇で言えば平田オリザ。それを為す緻密な文法の構造を深く理解すればするほど楽しめる性質のものと感じた。

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