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インドと日本のキットカット比較

 ネスレのキットカット(KitKat)。
インドでごく普通に買えるチョコレートのひとつです。

ある日、日本人の友人が言いました。
「インドのキットカットは、日本のと味が違うよ。インドのはおいしくない」

ほう?

でも、日本にいるときとインドにいるときでは、私たちの味覚も変わっているだろうし、
日本で食べる日本のKitKatと、インドで食べるインドのKitKatって、
それ、純粋に比較できているかなぁ?

と疑い、
日本のKitKatをデリーに持ち込んで、並べて食べ比べてみました。

日本のKitKatは、バリエーションがもはやすんごいことになっているようですが、
インドのKitKatは、まったくすんごいことになっていないので、
出場選手は、日印共にオリジナル味に決定。

さて、食べ比べる前に、すでに日印間の違いが発覚しました。
デリーの室温に放置していたKitKatについて、以下の現象がみられたのであります。

日本のKitKat: でろでろになってるー!
インドのKitKat: がちがちに固体。

この時点で、チョコレートの材質に違いがあるということははっきりしました。

日本選手のトップバッターは、でろでろになってリタイヤ。
でも大丈夫。控えの選手が双方とも冷蔵庫に入っていました。
さあ、対決のときです。




右が日本のKitKat。箱入り。
左がインドのKitKat。簡易包装。
中身の分量は、ほぼ同じです。
原材料の表示もチェックしましたが、そう大差はないように見えました。どちらもベジ。



上の、2枚まとめて包装されているのが、インド。
下の個別包装のものが、日本。

ちなみにインド版の値段は、2枚入り34.5グラムでRs.15(30円)。
日本だとだいたい100円でしょうか。ずいぶん違います。

開けてみましょう。



あっと、差が出ました…。
写真上、指紋と見紛う「何かの跡」が全体についているのが、インド版です。
日本版KitKatは、完璧につるつる。
右側にちょっとついちゃってる跡は、私の指紋です…。



でも、断面は一緒です。
サクサク部分を凝視してみるも、違いは見受けられません。

食べてみました。

……あっ!

ほんとだ!チョコの部分の味がぜんぜん違います。

さくさく感はほとんど同じで、どちらも美味しいのですが、
チョコの後味が「ほわっ」とやさしいのが日本版。
インド版のKitKatのほうが、なんというか、鋭い味。ほんの少しのエグみも感じられます。

日本のKitKatのほうが、私の好みでした。

インド版のKitKatは、高温にも耐えうるチョコレートにしなければならなかったからだろうか?と勝手な想像をしながら、でろでろになるKitKatがでろでろになる前に頬張り、実験終了!
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