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IFFJ「Mardaani(女戦士)」本編字幕

IFFJ「Mardaani(女戦士)」の字幕翻訳を担当させていただきました。

邦題は事務局さんによるもので、私は本文の翻訳を担当しました。
本編ラストの
「Apne andar chupi mardaani ko...」
のところでは、
邦題「女戦士」とは必ずしも整合しないので申し訳なかったですが、
「女の内にある"勇ましさ"は…」と訳させていただき、
"勇ましさ"の上に、「マルダーニー」とルビをふっていただきました。
原語の意味を極力残したい私…(と言いつつ、Kala Khatta Cakeを「カキ氷味のケーキ」と訳しましたが☆)

訳すのが楽しかったセリフを、ひとつご紹介します。

Dekh be under 19 team ke 12th man. Agar main chahu na, to Pyaali ko tere ghar se le kar jaungi, par aungi zaroor.

直訳は、
「いい?19未満のチームの12番目の男。もし私が望めばね、ピャーリーをあんたの家から連れ出すわ。絶対に私は来るでしょう。」

うん、
意味がわからない!

ここで、思い出すべきことがあります。
インドで盛んなスポーツといえば?

そう、クリケットですよね。

では、クリケットの選手の人数は?

11人。

そう、
「19未満のチームの12番目の男」とは、
クリケットの、ティーンズ部門のチームの、補欠選手のことなんです。

よし、これで訳せる!

「いい?あんたは、クリケットのティーンズ部門のチームの補欠選手のような、ちっぽけな存在よ。
私が望めばね、ピャーリーをあんたのところから連れ出すのなんて簡単。必ず(アジトに)たどり着いてみせるわ。」

できた。

で、はい。
これを20文字以内にまとめる、と。(笑)

結局、
制限を2文字オーバーしましたが、
「若造チームのーー」
「補欠選手くん」
「ピャーリーは救い出す」
としました。

重いテーマながら、主人公の活躍により爽快感が得られる良い映画でした。
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