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The heat loves me, so it has followed me!

結婚式出席のため、6月の暑い時期にわざわざデリーに行っておりました。
連日、40度を楽に超える気温ではありましたが、夜にエアコンのきいた部屋でぐっすり眠ってリフレッシュさえすれば、昼間は頑張れます。しかし…

■48度をマークした日

6月16日の熱風は、一味違っていました。
変更のきかない予定が入っていたため、体調に注意しながら活動を開始したのですが、
手持ちの温度計が指し示すのは
「48度」
空気とお水じゃ比べられないかもしれませんが、でも、これがもしお風呂なら、熱すぎて入れない温度です。
ハッ!室温にもどしたお水で、玉露くらいなら煎れられるんじゃないでしょうか!?
この日は、南でも北でも大きな通りでも小さな通りでも、至るところで、水や食べものの施しが行なわれていました。

■停電した日

旅程後半は、新郎が借り切ったホテルに移動していました。
快適なホテルではあったのですが、一つ問題がありました。
新築のため、また、上位の公的機関の予算不足のため、
まだ、エアコンがついていなかったのです。
加えて、停電。
ウォータークーラーも天井のファンも止まり、闇の中の室温が45度となったときは、
ほとんどその瞬間に目がさめ、
3分もしないうちに「あ」「う」といったうめき声しか出てこなくなり、
危険を感じて、風を求めふらふらとさまよい出ることに。
新郎の親族たちもみなさまよい出てきていました。外国人だから特別につらい、ということではなさそうです。
停電が何時間たっても復旧せず、ついには夜が明けてしまい、
少し眠らなければと部屋に戻ってみたものの入眠がまったく不可能なので、
水を5分おきに浴びて体を冷やし(乾燥しているので、水が乾いてしまうまでの5分間は気化熱でたいへん涼しい)、自分の体を寝かしつけました。
新郎は、結局眠れなかったもよう。

■甘くみてはいけない猛暑

50度以上をマークしたオリッサ地方では、死者も数百人にのぼったようです。

■暑さが私を追ってきた

まあ、今回は短期間の滞在でしたので、日本に帰るまでの辛抱だと思っておりました。ところが、26日に帰国してみましたら、福岡もなかなか暑いではありませんか。
「ここ数日で、福岡はぐっと暑くなったのよ。今日は34度くらいかしら」
なんと、間の悪い。

いや、しかし、デリーは乾燥しているとはいえ40度台。50度に届こうかという日もあったくらいですから、これでもあちらよりは過ごしやすいはず、と自分を納得させようとした矢先、インドの人からのこんな情報が飛び込んできました。

「こちらデリーでは待望の大雨が降りました!それで、気温は29〜31度くらいに下がりました。涼しいです♪」

そ、そんなぁ!

デリーの映画館テロ


(画像: SATYAM 公式サイトより)

ロイター通信などによると、インドのニューデリー中心部にある二つの映画館で22日夜、相次いで爆弾が爆発し、1人が死亡、50人以上が負傷した。同時テロとみられるが、犯行声明などはない。警察当局によると、最初の映画館ではスクリーンそばの座席下に、もう一つの映画館はトイレに、それぞれ爆弾が仕掛けられていた。両映画館では1週間前から、シーク教徒が主人公の同じ映画を上映。しかし、シーク教系団体は主人公が露出度の高い衣服の女性に追い掛け回されるシーンやタイトルに問題があると、上映中止を求めていた。また、シン政権発足から1年に当たる日にテロが起きたため、シン首相は調査のための緊急閣僚会議を招集した。(毎日新聞)

インドの首都ニューデリーにある2つの映画館で22日夜、映画の上映中に爆発があり、AP通信によると、1人が死亡、49人が重軽傷を負った。警察当局によると、スクリーン近くの座席下などに爆発物が仕掛けられており、爆弾テロとみられる。映画館は首都の中心部と西部で、2つの爆発は約15分の間隔で起きた。事件の背景は明らかではないが、いずれの映画館もシーク教徒が主人公のアクション映画を上映。同映画はシーク教団体から、シーク教の宗教的なスローガンをタイトルに使っているとして批判を受けていたほか、登場人物が土足で頭も覆わずにシーク寺院に入る場面などが同宗教を冒とくしているとの非難も出ていた。この日はシーク教徒でもあるシン首相の政権発足一年だった。(共同通信)


問題の映画とは、5月13日公開の映画「JO BOLE SO NIHAAL」です。

このタイトルは、シク教徒のスローガンの冒頭にあるフレーズで、"Blessed is the one who says God is eternal!"という意味だということですが、
記事にもある通り、タイトルにそのスローガンを使ったということや、シク寺院への土足入場シーンなどが、シク教徒(どの程度の割合かは不明ですが)の怒りを買っていたようです。

爆弾は、夕方6時半から上映していた「LIBERTY」シネマの座席下と、7時半から上映していた「SATYAM(Patel Nagar)」シネマのトイレに置かれていたとか。
140分(休憩を計算に入れず)ほどある映画で、爆発時刻は最初のLIBERTYの方が夜8時半。しかも日曜日。
これだけの条件が揃っていて、亡くなった方が一名にとどまったのは、爆弾が稚拙なものだったからだそうなのですが……

報道では「首都の中心部と西部」ということになっていますが、LIBERTYが私の考えるLIBERTYならばどちらの映画館も「西部」に分けられることの多いエリアではないかと思います。二つの映画館も3〜4km内外に近接しており、位置的にはKAROL BAGHのあたり。私を含め、日本人の方にとっては、南にたくさんある映画館に比べると、それほどよく行く映画館とは言えないだろうと思います。

ですが、この映画自体は、インド「Times City」のホームページの情報を参照するならば

PVR Saket
Delite
Liberty
Sapna
Amba
Janak
Milan
Satyam Cineplex(Patel Nagar)
PVR Naraina
PVR Vikaspuri
Hans
DT Cinemas City Centre
PVR Gurgaon
M2K
WAVE Noida
WAVE Kaushambi
PVR Faridabad
Galaxie Vaishali
PVR Plaza
Satyam Cineplex(Janak Place)
PVR SRS
PVR EDM

これだけの映画館で上映されていました。グルガオンのPVRも、City CentreのDTシネマも、定番PVRアヌパム(Saket)も入っています。思いっきり行動圏内です。
映画自体も、良作ではないにせよ、評判は現在上映中の映画の中では平均程度のようで、日本人が観にいかない映画とも断言出来ません。

このような事件を、日本人の立場から個人的にとらえすぎるのもどうかとは思うのですが、俗人の悲しいところ、「自分の行動範囲に危険が迫り得るか」「危険はどのように迫ってくるか」「どのように回避し得るか」というところへの関心がどうしても募ってしまいます。

インドの紙幣と硬貨について

お札
100ルピー札100枚です。
このような状態で渡される札束は、お札を何枚か抜き取ることも可能なため、銀行からもらうときにまず計数機にかけてもらい、人に渡すときにまた数えてもらい、と、日本では当たり前のことではありますが、手間がかかります。
一方インドといえば、ホチキスやテープなどで動かない状態に留め、さらに銀行印や銀行のサインなどを綴じ込んである札束が有名です。この習慣、一見したところお札が破れる原因となる悪習にしか見えませんが、実は、受け渡しのときにいちいち100枚も数えたり数えてもらったりしなくてもよくなる、という至極合理的な理由もあるようなのです。私も、このタイプの札束を渡して、枚数を確認されたことは一度もありません。銀行の金額証明を兼ねているようです。

■硬貨の種類

現在の硬貨は、10 paise / 20 paise / 25 paise / 50 paise / 1 rupee / 2 rupees / 5 rupeesの七種類。
50パイサ以下のコインは「small coins」と、1ルピー以上のコインは「Rupee Coins」と呼びます。

■紙幣の種類

現在の紙幣は、Rs.5 / Rs.10 / Rs.20 / Rs.50 / Rs.100 / Rs.500 / Rs.1000の七種類。
以前に発行された紙幣やコインも使用可能であるため、巷には複数種類のお札が出回っています。

■アラビア数字のほか、ヒンディー語+英語+その他の15言語で書かれた額面

現行の紙幣の額面表記は、アラビア数字をのぞけば17言語で表記されています。
まず、アラビア数字とヒンディー語。
それから、「ONE HUNDRED RUPEES」のように、英語でも書かれています(現行の「Mahatma Gandhi Series」(1996年〜)では、英語の額面表記は比較的目立たないところに配置されています)。

さらに、その他の主要な言語。

順に、

ASSAMESE
BENGALI
GUJARATI
KANNADA
KASHMIRI
KONKANI
MALAYALAM
MARATHI
NEPALI
ORIYA
PUNJABI
SANSKRIT
TAMIL
TELUGU
URDU

と、実にその数15種類。英語とヒンディー語をあわせて17種類ということになります。

なお、昔に出版された資料では「ヒンディー語と英語をあわせて15言語」となっていることがありますが、
これは誤りではなく、確かに以前のお札には、ヒンディー語+英語+その他の13言語しか書かれていなかったからです。
以前のお札(アショカ王石柱がデザインのメインに据えられたもの)では、その他の言語の部分は
ASSAMESE
BENGALI
GUJARATI
KANNADA
KASHMIRI
MALAYALAM
MARATHI
ORIYA
PUNJABI
SANSKRIT
TAMIL
TELUGU
URDU
以上の13種類でした。
現在のものと比べると、KONKANIとNEPALIがなかった、ということになります。

■小額紙幣の印刷中止

「小額紙幣や硬貨が不足している」と言われて随分経ちます。
しかし、1ルピー紙幣や2ルピー紙幣は現在、新しく印刷されてはいません。

いわく、
「小額紙幣の寿命は約1年。その寿命の短さと、印刷コストが見合わない。1ルピー硬貨、2ルピー硬貨の鋳造を増やすことで対応する」
とのこと。
確かに、1ルピー硬貨や2ルピー硬貨の方は、随分と量産されたようです。

同様の理由で、5ルピー紙幣もいったん印刷中止になったのですが、
需要の大きさに硬貨の鋳造が間に合わないということで、印刷が再開されました。

■千ルピー札

2004年現在の最高額紙幣は、千ルピー紙幣です。
赤系の色が綺麗。
(2004年にはまだあまり普及していませんでしたが、2005年6月には十分な普及をみせていました)

■幻の廃貨、一万ルピー札!

一万ルピー紙幣。
確かにインドに存在した紙幣ですが、さすがにこれは見たことがありません。1978年に廃貨となったからです。
英国統治時代の後期、および独立後の1954年に、五千ルピー紙幣などとともに発行されていたものです。

■汚れたお札、破れたお札は取り替えてもらえる?

汚れたお札は、取り替えるまでもなく普通に使用できます。少々ぴりっと破れたくらいのお札もOK。
ですが、紙幣の一部がなくなってしまうくらいひどく破れたお札は、銀行に取り替えてもらうことになります。
快く取り替えてもらえるかどうかは、窓口の方の判断にもよるようです。

インド側の事情と申しますか、原則的なルールは、以下のようになります。

まず、分類から。
(1)「汚れたお札(soiled notes)」
使用によってよごれたり、よれよれになったりしたものです。少し切れた程度のものもこちらに含まれます。
また、お金を送る際、防犯のために偶数の額面の紙幣を半分に切って二回に分けて送るという習慣が、以前(少なくともイギリス統治時代)にあったといいます(ハーフノート)。そうした痕跡のあるお札は、「破れたお札」ではなく「汚れたお札」として扱ってもらえます。

(2)「破れたお札(mutilated notes)」
破れていたり、破損していたり、シロアリに食べられていたり(!)するものです。

「汚れたお札」については、どの銀行のどの支店でも、同額と取り替えてもらえることになっています。
ただし、「政治的なメッセージが書かれている」など、特定の条件を満たせば取替え不可となります。

「破れたお札」については、1975年に定められた「Reserve Bank of India (Note Refund) Rules」に基づいて決定されます。
10ルピー以上の紙幣については、同額取替え/半額取替え/取替え不可のいずれかになります。
1ルピー・2ルピー・5ルピー紙幣については、紙幣の破損状況により同額取替え/取替え不可のいずれかになります。

どの銀行で取り替える場合にも、取り替えた紙幣は取り替えてもらった銀行からReserve Bank(紙幣を発行している銀行)に送られることになるようです。

(参考)「Reserve Bank of India